2011.04.05 渡部英宣
政府は今回の原発事故に対し、直ぐには健康に影響を与えないと言うコメントを流し続けており、具体的な数値を公表していない。この為、政府発表は信用出来ないと、不信感が増大している。
一方、ドイツやノルウェー等、欧州の一部の国の気象機関は日本の気象庁などの観測データに基づき独自に予測し、放射性物質が拡散する様子を、
天気予報サイト
で公開している。(但し、6時間毎の予測で、尚且つ日本時間ではなく、グリニッチ時間?)
何故、日本政府が公開しないのか? 一番知るべきである日本人に、日本国内で秘密にしていることに、専門家からは批判が上がっている。
政府は予測が不確かであるから、余計な心配を国民に与えない為と言うだろう。しかし、国境を越える放射性物質汚染が心配されるから、国際原子力機関(IAEA)が情報を出せと言うのであり、各国の気象機関が協力して拡散予測を行っているのである。各国がその様な情報開示を要請するのは当然であるが、同じ情報を、一番近くの日本人に出さないと言う政府の情報開示の在り方はこれで良いのであろうか。断じてNO!と思われる。
風のふくまま、気の向くままと言われるように、当然不確かなデータであろうが、シミュレーションであり、不確かですと言う説明をつけた上で、早く公開する姿勢が一番大切ではないかと思う。ドイツ語等ではなく、日本語で読める様に早くなる事を願っている。
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