皆様既にご存知の様に(これは小生が当初から危惧していた事で、皆様にも再三お伝えしていた事ですが)、福島の原発事故は、政府が当初言っていた様な小さなモノでは無く、又TVに再三出て来ていた御用学者的コメンテーターの言っていた様な危険が少ないものでも無く、世界でも最大級の大事故であったことが判って来ています。
今回の事故は、依然として終息が予見出来ていませんし、どんどん
悪い方向に来ており、未だ最悪のシナリオでさえ残されています。
(膨大に増加しつつある冷却水を貯める場所がない為、冷却の為の循環システムが必要ですが、その構築でさえ、もう出来ないかもしれない状況になりつつあります。)
3.11以降の政府発表の推移をみれば容易に判る様に、今までの政府発表は全て控えめに控えめにされており、実情を表していませんでした。かなりの情報の操作がされており、様々な圧力がかかっていたことが明らかになりつつあります。
炉心のメルトダウンが比較的早い段階に起きていたことも判っており、言い方は悪いかも知れませんが、実際に起きていたことからすると、政府や東電の発表は
全てが「嘘」と見做されてしまいます。(勿論、政府も知らなかったこと、又、東電も判らなかった事かも知れませんが。)
今回は偶々最悪の炉心爆発は起きていませんでしたが、運が悪ければ炉心爆発も十分有り得たことが判って来ています。(将に、本当の危機一髪であった訳です。)
この様な中、「参議院行政監視 委員会」 にて、日本の原子力行政の在り方が審議され、4人の参考人から、現状報告、問題点、将来への提言等が真面目に且つ赤裸々に語られました。当方が聞いていて、さすがに状況を正確に掴まえておられ、正しくお話されているなと感じました。お聞きしていて、現在の日本の問題点がかなり要約されている様に感じます。
日本人全員がお聞きする話であると思った次第です。
しかし、残念ながらこの内容はNHKでは放映されませんでした。
今回、その内容が
USTREMにアップされたことを友人が知らせてくれましたので、出来る限り多くの方にご覧になって頂きたく、HPへ掲載させて頂き、又、BCCにてお知らせ申し上げます。
(当方が今まで発信していた情報に、否定的な意見をお持ちであった方もおられるかもしれませんが、本当はこうなのです、現実を見て下さいと申し上げたいと思います。)
かなり長時間ではありますが、其々に、重要な事が語られています。お時間を見つけ、何とかご覧になって下さい。
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「参議院行政監視 委員会」
◆参院行政監視委の参考人:2011年5月23日(月)
参議院・行政監視委員会 :「原発事故と行政監視システムの在り方」
小出裕章(参考人 京都大学原子炉実験所助教)
後藤政志(参考人 芝浦工業大学非常勤講師)
石橋克彦(参考人 神戸大学名誉教授)
孫 正義 (参考人 ソフトバンク株式会社代表取締役社長)
行政監視委員会理事会 午後零時五十分 第四十三理事会室
参議院
USTREAM中継 脱原発への道
1/
2
http://www.ustream.tv/recorded/14906087
参議院USTREAM中継 脱原発への道 2/2
http://www.ustream.tv/recorded/14907869
添付資料:
☆写真:今回、小出裕章氏が発表を制止された、3月15日測定の東京都台東区のデータ。
1日に210μSv(マイクロシーベルト)もあったと公表されたくないと推測される。
Iはヨウ素、Teはテルル(3.2日でヨウ素132に変わる)Csはセシウム。
現在の基準で言えば1日に許容される線量はおよそ55μSvらしい。
☆PDFは、3月18日 第110回原子力安全問題ゼミで使われた、小出氏のプレゼン資料。
13枚目に写真のデータがあるが、3月15日東京都台東区は抜いている。
出来ましたら、周囲の方にもご覧になるよう、お勧め下さいます様、お願い申し上げます。