靴を脱いで下さい。係官が言う。この中は? パソコンです。出して下さい。シカゴの国内便への乗り換え時の携行品のチェックである。今まではX線で外側からの検査だけなのに、全ての物を出してチェックされた。体も完璧なボディーチェック。靴やPC等、固形物は液体を浸したガーゼで拭いてそのガーゼを試験機に通す。今までにない厳しさだ。周りの人も厳重なチェックをされているが私が一番厳しい検査。何故だろう。自慢じゃないが風体が特に悪い訳ではない。態度もおかしな所は無い筈。疑問に思い、係官に聞いた。自分達は指示された検査をやっているだけ、、、と質問には答えてくれない。疑問に思うとどうしても聞きたくなる。他の係官に聞きに行った。どうして?
チケットを見せろと言う。私のチケットにそう記載されているのだとのこと。エッ何で?私は要注意人物だとでも書いてあるのか?いやそうじゃない、だけど最厳重なチェックをしろとの指示だ。と言う。どうもチケッティングカウンターで、航空会社のパソコンが小生に大当たりを出したらしい。 この券の所持者は厳重に検査をする様にと。何十人かに一人、当たるらしい。SSSSと記載されていた。 無作為に厳重な検査をやることにより、全体の検査の効率を上げようというものらしい。しかし考えると、全世界でこれらの検査に、どれだけ無駄なエネルギーと時間、金を費やしているか。しかも本当にこれで安全性が高まるのか?大いに疑問である。又大きな迷惑である。
911の真相が判らない内に、ブッシュ政権は大方の反対を押し切ってイラク攻撃をした。事件の真相解明やテロの鎮圧を本当に望んでいると言うより、軍需産業の圧力で、911を理由に待ってましたとばかりに戦争を起こしたとの見方の方が納得出来る。軍には多くの兵器が装備されているが、平和が続くとそれらは使われない。ある程度使ってくれないと軍需産業は困る訳である。又兵器も食品等と同じ様に賞味期限があるので、ある程度期間が過ぎると信頼性チェックも必要だし、物によっては新品に交換しなくてはならない。又、使って無くなったら新製品を売り込めるチャンスなのだ。それには戦争が一番と言う訳である。先に戦争をすると言う結論があった様なものだ。その為に全ての情報をも操作する。
アメリカ等核保有国は自分達の核実験は正当化して北朝鮮の核は脅威だと言う。核を持っていない国が核実験を反対すると言うなら論理は成り立つが、保有国から言われたくは無いだろう。当然見返りを要求する。議論がかみ合う筈が無い。一方、迎撃ミサイルはその性能が無いという。アメリカ本土だけでなく、世界各地に配備されているはずのものがその能力がないという。これは非常に大きな問題である。と同時に本当か、と言う大きな疑問にもなる。新たな軍事予算が欲しい為にわざと騒いでいるのかも知れないのである。既に過去の責任者はもう政財界にはいないので、責任はそれらのものに被せて、バジェットを取る為に実験を不成功にさせているのかも知れない。情報操作は今もされているかも知れない。
今やイラク戦争に於ける米国人の犠牲者は2889人になり、911の犠牲者と略同数になろうとしている。又、イラク人の犠牲者は65万5000人を上ったという米ジョンズホプキンズ大などの調査結果である。米国の戦費は900億ドル(11兆円)以上。サウジからは300億ドル。日本も785億円もの税金をつぎ込んでいる。多くの予算がつぎ込まれたのに現状は悪くなる一方である。米国はベトナム戦争と同様、撤退したくても、現在では撤退も出来ない様な泥沼にはまっている状況の様である。
考えて見ると、自分達の利益だけを考える者や国家が利益を独占する様になっていくのが、資本主義の構造である。この様な国家の存在ややり方に対し、虐げられた人々、民族、部族が命を掛けて反逆しているのが現在の状況ではないか。上記国際紛争に使われている全ての予算、人材を世界の役に立つ方へ初めに使えば、無用な紛争は防げ、もっと早く少ない金額・人命で世界は丸く収まっていたのではないか。全世界、特に富める者/国家が、又富んでいないが、我々自身も相応に負担し、出せる予算を貧困者/国家に、南北問題や中東問題に使えば、社会は少なくとも今より安定し、それらの国や民族から感謝され、全人類は明るい未来を感じることが出来るのではないか。格差社会はいつかは必ず問題を起こし、是正をしなくてはならなくなると言うことを政治家、財界、全世界の人々が一日も早く気が付き、虐げられた人々への救済をする方向に回れば、世界は早く安定化するのでは、と文化の日に思う。
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