お願い: このコーナーは私、Eisenが時に応じ感じたこと、考えた事等を纏めて、コラム式に発表するブログの様なものです。ジャンルは定めていません。読者の中には私はそう思わない等の反論・疑問のある方もおられると思います。賛否両論大いに結構。何か感じられた方は投稿欄に掲載させて頂きますので、投稿諸規定に従い、E-mail
にて送付下さい。積極的な参加を心よりお願い申し上げます。 |
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安希中村帰国報告会:「途上国の開発と生活環境」
~683日、現地密着の旅から見えた世界の今~
2008/07/25 |
「安希のレポート」でおなじみになった中村安希さんが、5月に帰国された後、しばらく三重県の実家にて休養されていたが、ようやく帰国報告会を開いてくれた。
主催:アジアパシフィック医療改革フォーラム (代表 井手祐二氏)
場所:東京理科大学森戸記念館
「三重から来ましたと」のお応えに、すぐ安希さんと判ったが、自らバックパッカーのおばちゃんと書かれていたので、どんな厳ついおばちゃんかと思っていたら、すらりと背の高い、未だ20ン才の妙齢の美少女。正直言ってえ~っ?て言う感じであった。
2006年~2年間かけ、東南アジア、アフリカ、中近東、ヨーロッパと、計47カ国を回られて物凄い経験をされて来た凄いおばちゃんのイメージは初っ端から砕け散った。
未だ整理の付いていない大量の写真の中から、彼女が経験した「途上国の開発と生活環境」の問題点を熱く、又冷静に語ってくれた。私の感じたポイントは;
① 雨量が極端に少なくなったモンゴルの砂漠化と、遊牧民の市内流入に伴う諸問題。
② 世界各国での、貧富の差。単なる差と言う以上の、物凄い富裕層と最底辺に暮らす人々の現状。
③ 貧富の差が凄い国の底辺に暮らす人には笑顔が殆ど無い。
④ 市内全てがトイレと感じられるインドの不衛生さ。問題を問題と認識していない。
⑤ その不衛生さを増長する現代文化の象徴の様なビニール袋を始めとする汚染源。
⑥ 各国でのトイレの苦労話。(これには小生も大いに同感) 土を掘っての「ボットントイレ(安希さんの表現)や、垂れ流しが普通の国々。」
⑦ 殆どの国で、水供給のインフラが未整備。水が無い。汚れた水を飲むしかない。
⑧ 聞くと見るとは大違い?:危ないイメージが先行するイスラム世界、しかし、実体は最も安全で女性達がしっかり実権を握っており、安心感を覚えた。
⑨ 海外援助、支援は本当に必要か?現地のニーズが殆ど把握されていない。必要とされていないところに、先進国の基準で押し付けの援助があっても、成功しない。援助、支援のあり方に付いて再検討の必要があるのでは?・・・コレにも小生同感。(後述)
⑩ 各国の底辺での教育体制の未整備。この為の労働者の質の向上が見られない。
中産階級が育たない。
⑪ 日本の最も重要な資源である水、日本はこの水資源の用途に気が付いていない。
安全な水の確保、供給 等で、ビジネスにもなるし、感謝もされる。
その他まだまだ有ったと思うが 取りあえず、ここまでとする。読者の中でご記憶の方は
ご指摘下さい。追加記載致します。
講演の様子とその後の、懇親会の風景: 掲載中止
当初掲載しておりましたが、主催者側より写真に写っている方々の承諾を取って欲しいとの依頼がありました。(2010年1月9日)
しかし、写っている方々全ての承諾を個別に得る事は事実上無理(連絡先も不明)ですので、掲載を中止します。写真をご欄になりたい方、コピーを希望の方はご連絡下さい。
講師略歴:
カリフォルニア大学アーバイン校、舞台芸術学部卒業後、日米における3年間の社会
人生活を経て、2006年6月より2年間の世界旅へ出発。2008年5月帰国。
著書に「Big-Hug -長崎レイン-」(かんぽうサービスより、2004年3月発行)。
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eisenwの感想:
私も結構似たような経験をして来たが、私の場合は殆どが仕事、業務。詰まり最低限の安全は確保された上での旅行。彼女の自分で全て取り仕切るバックパック旅行とは異なる。その点で、しかも女性一人での快挙、たいしたものである。しかし、女性であるから故に出来た部分もあるかもしれない。 (アラブの歴史では、略奪、誘拐は当たり前、身代金が払えない場合は即、死であったが、女性は未だ利用価値があるからと大切にされた等。)世の中女性優位であることは間違いない。(快挙を成し遂げた安希さんを羨ましがる、オジサンのボヤキ)
モンゴルでの押し寄せる砂漠化は、広大な地域の乾燥等、地球規模の温暖化の影響がここにも現れている事を強く感じさせる。中国の砂漠化の大きな原因は、遠く万里の長城の建設時の膨大なレンガを焼く為の木々の伐採に遡ると言われているが、日本に影響のある黄砂もそれに由来する様である。スモッグ等が心配される北京五輪の問題点は、現在の急速な工業化の「つけ」だけでなく、遠く万里の長城建設時点からの、膨大な負の遺産の影響なのである。
ところで、砂漠化問題に対しては面白い話がある。
イスラエルのキブツに3ケ月滞在し、最近帰国された大西俊明氏(元松下電器顧問)が、モンゴルより更に酷い、月世界の様な砂漠、荒地を緑の楽園に変えているキブツの実体を報告してくれた。
イスラエルの初代首相であったベングリオンは荒野を開拓し、ネゲブ砂漠に花を咲かせ、農業を起こすという夢を若い時から持っていたが、首相を辞任した後、キブツに入り、自ら砂漠の緑化に携わったと言う。イスラエル国家独立宣言にある、砂漠を「緑の園に!」 ( Make the desert bloom ! )
という文言は、60年の歴史の中で今確実に達成されつつある。これが現在のイスラエルを支えている。
この事実は人間に、いや努力に不可能は無い事をまざまざと見せてくれ、要は国のリーダーの決意、リーダーシップによると言うことが実感される。この事はモンゴルの砂漠化の防止の有り方にも大きな示唆となろう。
(大西氏のレポートは未だ公開されていない。興味ある人はeisenwにご連絡下さい。)
eisenwが、南アフリカでテレビを導入する仕事に携わっていた事は、偶然にもアパルトヘイトの撤廃に大きな貢献したと考えている。(当初政府は、テレビが自国の体制を変える等と思いもしなかったと思うが、報道を通じ、世の中の仕組みの「見える化」が行われ、問題点が明確となり、大きな体制変革の運動に繋がった。)
しかし、一般的には援助、支援は本当にそれが必要とされているところにのみ、行う事が大切である。先進国の、強いて言えば利益獲得が絡んだ、自国製品を売らんが為の支援の仕組みは、長い目で見ると有効性の上で問題があろう。
(キリスト教の布教はある意味では押し付けの歴史、考え方によっては、自国の製品を売る為の先方としての役割をになっていた可能性もある。利益との繋がりがあるが故、宗教であるにも関わらず、人々の幸せとは無縁な処で対立を生み、この結果、長いこと宗教戦争は終わらない。)
この事は、我々の目指す高度医療に対する取り組みにも影響を与える。高度医療も必要ではあるが、それ以前に、生活基盤が出来ていない多くの世界への取り組み、最低限の生活を支える為の清潔な水の供給等の方が重要と言うか、優先度が高いかもしれない。
汚れた、川や、池、汚水等の浄化、水の安定確保の為のインフラの整備に付いてはTECHCORORARIONが良い仕事をしている。(最近、海外での各種支援の取り組みがTVで放映された事がある。) 将来はこの様な取り組みを着実に実施し、広がる病気を底辺から防止する必要があるのではなかろうか。(その様な取り組みの為の資金を、高度医療に基づく、高額医療費から、詰まりその費用が払える富裕層から掻き集めるというのも一つの手かもしれない等と妙な理屈付けをしている。)
勿論上記インフラの整備は当然各国の責任ではあるが、海外援助や支援を考える場合にはその様な底辺を支える事業の方が望まれているかもしれない。我々の技術オリエンティッドな、出来る、やりたい、と言う、供給側の思いだけでは、物事は上手く回らない。現地のニーズを的確に把握しながら、高度医療と現実のニーズの双方の最適バランスを考える必要があるのではなかろうか。
これが本日の安希中村さんが我々に問いかけている問題ではないかと考えた。
関係諸氏のご意見を伺いたい。
中村安希さん、良い講演を有難うございました。これからのご活躍も期待しています。
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「危険学からみた医療安全プロジェクトシンポジウム」
2008.03.22 |
珍しいシンポジウムに参加した。(医療安全プロジェクト実行委員会主催・Grownavi実施)
普段はIT業界等、若者が多く集まる、六本木ヒルズの森ビル40階
サブタイトル? 「変えませんか?日本の医療!」 と言う意図の下、
医療の最先端にいる方々や、医療には関係ないが各界の専門家 による、
講演 ・ パネルディスカッションであった。
通常はこの様な講演等は医療関係者等、内輪の業界だけの、しかも有料での提供が普通であるが、今回の参加者は医療に関係ない人々が非常に多く、尚且つ六本木ヒルズであるのに、無料。 しかも3時間45分もの長丁場ながら、だらけることもなく、非常に内容の濃いものであった。
講演会趣旨説明: 手取屋 岳夫(昭和大学医学部第一外科学教室教授:心臓外科)
第1部 基調講演1: 「危険学から医療現場を診る」
畑村洋太郎 (工学院大学教授、東京大学名誉教授、
危険学プロジェクト代表)
第1部 基調講演2: 「危険学からみた医療安全」
永井良三教授(東京大学循環器内科)
第2部 パネルディスカッション(VTRにより事例提示)
上記3名の方、及び下記
郷原信郎教授 (桐蔭横浜大学法科大学院、
桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター長)
渡辺 義章 (日産自動車㈱常務執行役員)
小林 忍 (日本航空協会常務理事)
進行:小出五郎 (科学ジャーナリスト)
1) 私のヒヤリハット体験
2) VTR事例に基づく討論:
① 人口心肺の動脈・静脈の、回路つなぎ間違え
② 薬の取り間違え
③ 在庫管理の話
④ リストバンドによる、患者間違え
⑤ 除細動とコンプライアンス
配布された資料、及び写真
1) 「危険学から医療現場を診る」:畑村洋太郎教授
2) 写真:永井良三教授
感想: 無料セミナーにも関わらず、構成はしっかりしており、各人の意見も率直で、問題点もそれなりにわかりやすかった。
基調講演1: 「危険学から医療現場を診る」
主に、ものづくりの現場での常識を基にした、問題点や改善点の話。小生の専門でもある為非常に判り易かった。説明やポイントも良かった。
基調講演2: 「危険学からみた医療安全」: 東大病院長時代の経験を基にしたお話。
配布資料があればもっと良かったが、デジカメにて写真にファイル。(暗い中でのズームで、手ぶれが多い。ご容赦を!)
びっくりしたのは、大学病院での薬、点滴の誤投与率(平均値)が%単位で語られていたこと。(写真12番目。 情報開示として、実情を飾らずに出した事は大いに評価出来るが!)
ものづくりの業界では、シックスシグマ(3.4ppm=100万分の1の単位)が当然となりつつある時代に人の命を扱う病院で、確率を百分の1の単位の話が議論されているとは大きな驚きであった。
パネルディスカッション:
① 人口心肺の動脈・静脈の、回路つなぎ間違え
ものづくりの産業界での知見、応用で幾らでも改善が計れそう。
医療業界は特殊とする見方をやめ、他の業界での技術、知識、経験を
受け入れること、交流が大切と感じた。
② 薬の取り間違え
6年間も大学で学んだ人達に薬のピッキングをさせていることへの驚き。
何時も行く病院の薬をピッキングしている人達も高学歴の薬剤師!!!
産業界では部品の集荷配送は物凄く自動化が進んでいるのに、高学歴の
人を独楽鼠の様に働かせている現実、改善が殆ど行われていない。
③ 在庫管理の話
畑中教授がコメントで、食品の在庫管理に触れ、「そもそも、食品を食べても
OKかどうかは其々が、匂いを嗅いで、色を見て、味わって、個人個人が判断
すべき。 消費期限や、賞味期限等に頼るから、判断力がなくなってくる。
表示を廃止せよ」とのお話があった。
消費生活アドバイザーの小生としては、そう、簡単にそうだとは言えないが
一理あると考える。同感である。
表示等に頼らず、各人が自分の責任で、判断出来る力を付けるべきとも思う。
それにより、期限を切れたら全て廃棄等の無駄の防止にもなる。
④ リストバンドによる、患者間違え
してはいけないことが平然とされており、そこへの抜本的改善がされていない。
産業界では幾らでも改善している。
⑤ 除細動とコンプライアンス
法律論と生命のどちらを取るかの話。緊急避難の法的な解釈が実際の
医療現場ではされていない、法令順守、人間としての責任回避、
事なかれ主義を感じた。又医師会や行政との間の軋轢を感じさせる話もあり、
厚生労働省の問題も大きいと感じた。
まとめ:
会場からの質問も結構良いポイントを付いていた。
亀田病院の、薬ピックアップをテクニッシャンに任せ、薬剤師が患者に向く時間を作り出しているとの努力は素晴らしいと感じたが、法律論での縛りが問題となりそう。常にお役所仕事が問題を起こしている様な気がしてならない。
進行のまとめも良かったが、其々のパネリストがかなりはっきりと物を言っていたのが良かった。個人の問題ではなく、法律、行政、政策、政治家等、ネガティブな意味でのステークホルダーの強い軋轢の中で身動きできない医療現場をひしひしと感じたが、それでも、医療に携わる人が病院で、現場で、もっと発言をして欲しいと感じた。
非常に満足感の高いセミナーであった。これらを通し、どの様に具体的な改善に結びつけるか、今後の活動が問題である。(手取屋 岳夫教授が開催出来ただけで満足している?との話があったが、これがスタートである。(多分、開催に相当苦労された上での話しとは推察するが、打ち上げ花火では問題は解決しない。)
本来なら、この会の今後の方向性を出し、それへの参画を呼びかけるべきではないのか?
今後の改善へ向けて我々がどの様な参画の仕方があるのかを知らせる努力も必要。セミナーは良かったが、開催・即・終了では大きな問題。
その為にも、本来は、セミナー終了後に交流会が有っても良かった。今後の展開を期待する。
番外編:
個人的思いではあるが、根本問題は医療行政そのものにある様に思われるが、行政の問題への突っ込んだ話が全く無かったのは寂しかった。
医者が少ないのは、成り手が少ないから。先行投資に多くの金がかかり、6年以上の勉強が必要で(勿論それでも少ないのだが)、その上、勤務が不規則で、失敗すると叩かれて、給与もそれ程良くない。逢う人は病人だけ。高い理想を持って臨んでも、常にPCに向かい、患者と話する暇も少なく、(個人の努力だけではすまない環境もある。)、医師会や行政との間の軋轢も大きい等、苦労の割には良い事が少ないのが現実。
{昔の医者はもう少し自由度があり、尊敬の対象でもあり違って見られていた様に思う。(今でも、尊敬されているとは思うがレベルが違う?)}
又、病院の機能評価機構等、経営の質の向上を取り上げている病院も多くなっているが、「危険学」を経営の根幹に据えての経営全般の見直しと、行政の仕組みの改善を含めた、更に高度な医療システム全体への取り組みを模索するチームも必要ではなかろうかと思う。
この様な根本を直せなければ、「危険学」の領域だけを改善しても各種危機は無くならない。この領域をどの様に取り上げるかは、かなり難しいし、話が発散してしまう危険性がある為、今日の「危険学」の範疇から意識的に外したのであろうとは思うが、そこは大いに気になる。
放送予定: 4月19日 NHK 衛星第二テレビ(BS2) 16:00~16:54
「BSフォーラム 「危険学から見た医療の安全」
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上記放送のDVDがあります。研究者、教育関係の方で、どうしても見たいと言う方、ご連絡下さい。 (下記お問い合わせ参照) |
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アジアパシフィック医療改革フォーラム
2008年2月29日 |
2008年2月29日 アジアパシフィック医療改革フォーラムが飯田橋の森戸記念館にて開催され、初めて出席させて貰った。
同フォーラムは、超少子高齢化社会による医療の複雑化対策として、「IT技術などの先端技術による医療の効率化」を目指しており、異分野、異業種のネットワーク組織。05年より「遠隔医療プロジェクト」をスタートしているとのこと。 http://telemed.blog69.fc2.com/
今回は 「米国バイオベンチャーの最新動向」 と題して、安藤 茂彌 氏(トランス・パシフィック・ベンチャーズ President & CEO)の講演であった。
同社は米国バイオベンチャーの日本語データーベース提供会社として、登録会社 15326 社を収録している。 http://www.ventureaccess.com/
下記に講演会資料を添付するが、98年~06年のバイオ市場の変遷や投資額、注目されるバイオの分野に付いての基本的説明がなされた。
Q&Aセッションで一番関心が高かったのは、P21(コピー状態が悪いので写真2に掲載)の「製薬会社のイノベーション・ギャップ」のグラフで、投資額が右肩上がりが続くのに、イノベーションの件数が逆に明確に下がって来ていることであった。しかし、その理由は明確ではなく、又、今後の見通しに対しては、「M&Aが進めば、投資額はある程度削減される可能性はある」がその全体への影響や総投資額の見通しは不明であった。(簡単には予想出来ない?)
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講演会資料 及び写真 懇親会風景も |
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Season's Greetings from Eisen |
2008年のご挨拶
皆様、明けましておめでとうございます。
関東地方のお正月は、快晴の素晴らしい日が続いております。皆様どの様なお正月をお楽しみでしょうか?
「一年の計は元旦にあり」と大きな事を言わなくとも、何となく年の初めには、「今年は、今年こそは・・・・」と心に誓うことがあると思います。 実は私Eisenも全くそうです。
このホームページが開設できたのが2008年元旦ですが、本当言うと、12月中旬には開設する予定でした。トラブル続きで年末迄、大晦日もNHKの紅白を聞きながらサーバーと格闘していました。2007年年内に間に合わなかったのは残念ですが、元旦スタートと言うのも又記念すべきかも知れません。
世の中、大晦日であろうとも、新年であろうとも、交通機関に従事されている方、医療機関の方々等シフト制で働いておられることは当然知っておりましたが、今回このサーバーと格闘で、IT関係でも、サーバーの保守等で徹夜で勤務されている方々に助けられました。
世の中、何事も皆様のお陰でなりたっていると言うことをつくづく実感しました。
「今年こそは・・・・」と心に誓うことは多くとも、実践が伴わないことを恐れて、無言実行を決め込む方も多いと思いますが、言わないと自分に甘くなり、やれない事の言い訳を心の中に増やしていく事になると思います。やはり、幾つかの事は宣言し、有言実行する方が、実現率は高いのではないでしょうか。
私の友人「Dr.てら」がメルマガを再開します。常に内容が濃かった、前回の寺子屋通信に影響され、薦められた本の、趣味のあうものは殆ど読みました。(と言う事は本を購入しているので、同様な人も多いと思われますし、寺子屋通信にポイント制が取り入れられていれば、彼はかなり儲かっていた事になるのでしょうが、、、) それがしばらく途絶え、残念に思っていました。が、又装いを新たに再スタートしてくれるとの知らせを受け、多忙な彼が有言実行に再度挑戦されているのに、脱帽です。
有言実行とは言いながら、大言壮語と笑われるので、Eisenも無言実行の事もあります。いかに自分に厳しく、又周囲の人の協力を得られるかが成功の鍵ではないかと思う新年です。
と言う訳で、私のこの1年は無言実行の部分が大きいのですが、有言実行の一つとして、このHPを1年間継続し、濃い内容にしていくことを宣言します。その為にも、皆様どうか色々なご意見、ご助言、そして投稿をお願い申し上げます。
但し、投稿は基本的に何らかの署名(ニックネームでも良いが、Eisenが「あの人だ!」と判る形式)でお願いします。
(署名が無いもの、責任が取れない、誰が投稿されたか判らないものの掲載は見送らせて頂きます。)
と言う訳で、皆様今年もどうぞ宜しく、お願い申し上げます。 1年楽しくやりましょう。
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2008年 正月 EisenW |
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Season's Greetings from Eisen |
このクリスマス・カードは美しい絵に特別なメッセージが入っており、しみじみとした「きよしこの夜」の音楽付きです。
ご覧になるには 下記二つのソフトをお持ちか、ダウンロード(フリーソフト)する必要がありますが、一見の価値ある素晴らしいカードです。
ご覧になり、良いと思われたら、お知り合いにご紹介下さい。
ダウンロードの上、配信もご自由にどうぞ。又、リンクを張って頂いても構いません。
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ソフト:1)① Maicrosoft Powerpoint 2003~又は、
② Microsoft Viewer のどちらか一つ
2)mp3用のソフト。例えば下記のどれか一つ
① Windows Media Player,
② Real Time Player,
③ Winamp
④ Quick Time Player
使用方法: 下記をクリックし、ソフトを開くか保存し、パワーポイントのスライドショーにて
最初からPlay(再生)する。
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(注意: 映像の途中から再生すると、曲が再生されない場合があります。
同期が合わない場合はスライドショーをやり直して下さい。)
注1: 異なったクロック周波数での同期チェックは済んでいません。
PCのクロック周波数により、絵と曲の位相にズレが出る場合があるかもしれま
せんが、ご容赦ください。 絵と音との同期にはさらに良いソフトを探さなくては
なりません。ご存じの方は教えて下さい。
注2: このクリスマス・カードは、以前の英語バージョンに対し、ご要望があった為、
日本語に翻訳したものに、音樂を付け、又新たなページを追加したものです。
少し長いですが、ゆっくりとお楽しみください。
注3: 2007年12月に作成したものですが、HPの開設が2008年元旦とクリスマスに間に合わなかったので2008年のクリスマスに使用させて戴きます。 |
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カード作成の裏話 |
1)midi, mp3, wav
今回クリスマスカードに曲を入れると決めた時には、midi, mp3, wav, 等に付いて殆ど知らなかった。
勿論、mp3に付いては以前より使っていたのである程度の知識はあったが、オリジナルなaudioの音と、変換後の音質の違いに付いてどのフォーマットがどの様なものであるのか、とか、編集のしやすさとか実際には殆ど知らなかった。
同じ原音を各ソフトで聞くことで、 偶然にもソフトの実力の差を知ることが出来た。
midiは、言ってみれば楽譜の様なものであり、情報量としては非常に少ないが、弾き手が良ければ(使うシステムが良ければ)物凄く良い音となる。PCの性能とそこに使われているソフトの質、digital/analogの変換を行うハードウエアのレベルで大きく音質が異なる。一般にはmidiが最も音質が良いのではなかろうか。しかも必要なメモリー容量はごく少ない。
源曲がアナログであれば、midiやmp3、wavのどれでも実用上、殆ど差は出ないと思われるが、源曲がデジタル録音されているものであると、midi⇒mp3等の変換を行うと、デジタル⇒デジタルのサンプリング周波数の関係からと思われるが、源曲によっては変換後の物はaudioとしては聞くに堪えないレベルになる場合がある事も判って来た。
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2)Windows Media Player, Real Time Player, Winamp, Quick Time Player
又、mp3等を使う為のソフトである上記のソフトも、大きな性能の差が出てくる場合があることも、判った。
スペック等の差は未だ検証していないが、midi, mp3, wav等とWindows Media Player, Real Time Player, Winamp, Quick Time Player等のどれを使うかで非常に音質が異なってくることが判った。しかし、インターネット等の環境では相手がどの様なPCで、どの様なソフトを持っているか判らない。この為、送り手としては、原曲の性格と、PCやソフトの状況を考え、自分の使用するソフトを決めて良いものを推奨する必要が出てくることも判って来た。
(音の余韻が殆どなく、全てがパーカッションの様になってしまう事がある。)
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3)編集ソフト
インターネットの世界で驚く事は、単に情報が取れるだけでなく、ありとあらゆることが出来てしまうことである。
今回、音質の関係から、midiを使おうと考えたが、各種事情から、mp3を使わざるを得ない事が判った。しかし、手にした曲は編集をしなければ使えないことが判ったが、編集ソフトもない。時間のみ経ってしまうので焦ったがソフトを入手し、編集する事が出来た。それらの使用方法や注意事項等もきちんと解説してある。オリジナルは英語なのであるが、日本語の翻訳付き。
しかも全てが無料。皆その道の専門家が多分善意でやってくれているのであろう。本当にありがたかった。
コンピュータオタクがはまってしまう気持ちが良く判る。
それにしても、夫々の分野での色々な人たちの情報発信の凄さには驚くばかり。
私も何とか世の中のお役に立ちたいものと、真剣に思ってしまった。
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