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Eisen's Corner
コラム編
最近経験したCSに関する事例
2007.01.19

車に関係するお話を3つ。

1)損害保険 :

 前が良く見えない位の豪雨の中、家内が車で事故を起こした。新車である。信号が黄色のところを少し無理に直進し、右折車と衝突。双方の車がかなり破壊された。当方が8:2位で悪い?幸いな事に、双方の車とも偶然、夫々の販売店の前でレッカーを頼まなくても自力で移動、即修理を依頼できた。当方の車のディーラーは「大した事は無いです。それ程掛からないでしょう」との事。兎に角、保険を使って修理をお願いした。3週間程して修理上がりの連絡があり、引き取りに行った。此れだけの部品を交換しました。と一覧表を見せられたが、実際に全ての部品を交換したかどうかは不明。ま、この位の金額は仕方がないかなと思った。しかし、聞いてみるとこれは部品代だけとの事。技術料は別途ですが未だ計算出来ていず、後日一括して保険会社に請求するとの話し。後日総合計を見てビックリ。技術料の方が高く、新車の購入金額の略80%もの高額なものであった。それ程壊れている感じではないし、最初はそんなに掛かる様な話はなかった。その後も何の説明もなかった。全て保険だから、多少高くても誰も怒りはしない。見かけ上誰も損しない。儲けられる時に儲けておこうと言う感じがありありであった。一方、保険会社も何も文句は言わなかった様である。兎に角、即、支払われた。

勿論誰もゴタゴタはいやである。又不良箇所は全て修理されるべきである。しかし見積もりも何もなし。これこれ掛かりましたと言うだけで誰も文句は言わない。これはCS上良いことなのか。最終的には保険会社の支出が増え、回りまわって保険金額が上がるのではないか。


2)エアバッグの警告ランプ:

 エンジンキーを回して、エアバッグシステムが正常であると警告ランプが消灯する筈だったが、消えなくなった。ディーラーに持って行ったら、偶にはこんなこともありますとCPUをリセットしてくれた。もし再度点灯するなら修理が必要ですとの事。

 しかし、暫くして又点灯してしまった。CPUブロックの全取替え、車の最重要部品のCPUなのに、保証期間は切れており、有料。かなりの金額である。しかも原因は不明な為、完全に直るかどうか不明との事。点灯中はエアバッグ機能は稼動しない。修理には時間がかかると言われ、当分は事故を起こさない様気を付けて運転するしかない。幾つかのディーラで見て貰ったがほぼ同じ様な診断。CPU交換を薦められたが、取りあえずリセットしてくれた。数ヶ月後、新しいディーラーが近くにオープンした。丁寧に色々と調べてくれた結果、まだ原因は判らないが、他の件でリコールが出ているのでその部品を交換させて欲しいとの話。エンジンキーの交換であった。エンジンがかからなくなる場合があるとの事。もしかしたら、この対策で不良が直るかもしれないと言う。以外な話しであった。しかしエンジンキーの不良(接点不良)で電圧が低下し、電気回路の電圧が下がり、ノイズに弱くなるのはあり得る話であった。

OKしたが、部品を取り寄せるのに1週間待たされた。しかし、警告ランプ不良は本当に直ったのである。もしCPU交換をしていたら、相当な金額を請求され、しかも不良はその後もリコール対策をする迄発生していた筈。今回はリコール対象の為、無料。何処まで真剣に直そうとするかの姿勢で結果はこうも違う(全て同じメーカーの直営系列店だったが)。但し、リコールの存在は外部には知らされていなかった。CS的には如何なのであろうか。


3)中古車ディーラ:

 そろそろ新車でもと思いながらも、未だ6.5万キロ。もったいないと思いつつ、幾らで引き取れるか中古ディーラーに査定してもらった。殆どタダ同然の価格であった。新車購入時の下取りなら少しは色を付けられるが、売却だけでは、、、と言う。人の良いメカニックの店員は自分なら此れをあと数年は乗る。外見も中身もそれ程悪くない。車検代だけで最低後5年は乗れる、新車を欲しいのは判りますが、6万キロは馴らし運転が終わった位のところ。日本車は優秀ですからこれからが一番良い時期、もったいないですよと言う。本当は売りたかったのだろうが、ぐっとこらえて、自分だったらと言う金銭感覚で話してくれた。従って未だ乗り続けている。タダ同然の車ゆえ保険金も安い。まだまだ捨てたものではない。今度はあの中古車ディーラから買おうかとも考えている。

これらの話し、最近の小生の実際の経験です。皆さんはどう思われますか?


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