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工事中 コラボ
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工事中 Eisen's Corner
経営の品質
コーナー設立の目的
1)企業は潰れるものである
2)不祥事の原因
3)成果を出す仕組みの確立
  
  
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日本経営品質賞
経営品質協議会
社会経済生産性本部
経営品質イニシャティブ
コーナー設立の目的:

1)企業は潰れるものである
企業の寿命はほとんどの場合、40年位と言われ、安定して長寿を誇る企業は非常に少ない。世界の企業と言われるS社でさえ今、創立60周年を迎え神話?に陰りがささやかれ、踊り場に差し掛かっている。そのS社の30数年前、入社式で、新入社員であった筆者達に対し、当時の盛田副社長は開口一番、

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「企業は潰れるものである。」と言い、新入社員をびっくりさせた。続く言葉で、
A学生時代の試験は0点から、100点迄しかないが、
「企業の試験」大きなマイナスから、200点300点以上のプラスもある。どの様な点を取ることが出来るかは皆さん方次第である。
B入社は自分の選択・責任で決めて欲しい。自分に向かないと思ったら早く会社を去る事が双方に望ましい。
C社会人としてやるべき事・
やって良いこと、やってはならない事を常に考え、自分の将来をどの様に設計するか、会社・社会にどの様な貢献が出来るかを考えよ。

と言われた。強く印象に残る歓迎の辞であった。



2)不祥事の原因

昨今、会社の社会的責任が厳しく問われ続けているが、一向に不祥事は減らない。雪印、不二家、ミートホープ、赤福、船場吉兆等一旦不正が露見すれば企業は再生出来ないほどの痛手を負う。にも関わらず、次から次へ、ブルータスよ、お前もかと言う事態が毎日の様にマスコミに取り上げられている。企業だけではなく、国民に範を垂れるべき行政や政治を司るトップ自らが、不祥事を起こしている。これらは単に個人が悪いだけではなく、組織の経営の品質が悪いからである。不祥事が起きない様な人材教育、組織構造、チェックの仕組み、情報の公開等が不十分で、各種システムの品質がその組織に相応しくないから、いつまでも不祥事が頻発する。

しかしこれらへの対処は、一般には日本版SOX法等を用い、内部統制の為の資料の作成や仕組みの構築だけで終わってしまい、コストや手間がかかるだけで、往々にして上手く機能せず、業績も回復しないのが実情である。
これは、普通、組織では常に不具合があり、何らかの対症療法(絆創膏張り)が常に行われているが、この為、新たな改善課題が指示されても、「又か」とうんざりされ、業務の中での相互の位置づけや重要性等がきちんと理解されない事があるのも一因である。



3)成果を出す仕組みの確立

組織の業績向上の為には、組織のすべての領域を現場・現実・現物から把握(アセスメント)し、その組織のプロフィール(業界や業務の背景・特徴)や、社風、強み弱みを理解した上で、その組織に最も相応しい、必要十分な処方箋を考える必要がある。単に大会社のマネではなく、その組織が成長を維持し、発展し続ける為に何をどう改善すべきか、実行に移せる仕組み造りが必要である。つまり、成果を出し、自信を付け、改善・改革の仕組みを根付かせることが求められる。この様な組織の経営の品質の向上を過不足なく図ることの出来るものが日本経営品質賞のフレームワーク(枠組み)である。

本コーナーはこの日本経営品質賞のフレームワークをベースにした、しかし賞を得る事を目指すのではなく、経営の品質向上そのものを目指し、これにより企業の健全さを図り、収益アップ、業績の向上に繋げる為の取っ掛かりとして、易しい解説やそのアウトラインを示そうと言うものである。いささかなりとも、企業価値の向上に寄与出来れば幸いである。


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